ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

Project goes on...

核爆発によってサラエボがクレーターになった世界。
相次ぐ内戦とその殺戮の背後にある謎の男の存在。
クラヴィス・シェパード大尉はその男を追う。
人々を惑わす虐殺器官とは。

とまぁwikipediaの概要を8割引用した感じのあらすじはゼロ年代SFベスト国内篇第一位の
『虐殺器官』
のもの。

作者の伊藤計劃さんは2009年、34歳のときにガンで亡くなっていて、この作品は彼の二年間の作家人生の一作目になります。

殺戮と内戦を描いたような作品は確かに沢山ありますが、これの凄いところは、一人の男が現れた場所でそれが起こるという点です。
ネタバレなしには割と紹介が厳しいものがありますが。
一応概要を。

高度に管理された社会によってテロそのものが減りはしたものの、後進国での内戦が勃発。
主人公は内戦が起こった地をまわって謎の男ジョン・ポールの存在を掴みます。

彼が発見した虐殺器官とは。また彼自信はそれに操られていたのか。
まあ、あの、本当にネタバレなしはしんどいです。
価値観が間違いなく変わるので、読んでみて下さい!




伊藤計劃さんはこの他にも二作長編を発表しています。
その中でオリジナル作品は『ハーモニー』というもので、こちらは恐らく『虐殺器官』で混沌に陥った世界が復興したあとの世界と自分は勝手に思っています。
物語を語る意味とは。遺伝的に継承するものと遺伝外で継承するもの。
それらを、小説自体が誰かへの語りかけであったり、小説内に存在するテキストかのように書いています。




と、まあ前振りが長くなりましたが。

2011年3月18日に『伊藤計劃記録:第二位相』が発売されます。
これは伊藤計劃さんの第二作品集で、主に未発表原稿やブログでのもろもろが収録される模様。


人が人として物語を語る意味をずっと追った伊藤計劃さんの足跡が見えてくるはずです。
早速、予約してきます!
スポンサーサイト

| 日常 | 21:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://beatofblues.blog119.fc2.com/tb.php/1072-91b6671b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT