ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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音楽と『音楽』

GrimesのVisionsというアルバムを聞きながらふと、
「そういや今月結構CD買ったなー」と。
最近はほとんどiTunesやAmazon MP3で済ませてしまっていたので
なかなか新鮮な感覚。

元々はCD大好き人間、
最早信者と呼んでしまってもいいレベルだったのですが。
パッケージやブックレット含めてそのCDを構成しているような。

同じような理由で電子書籍も未だに馴染めず。
CDは確かに〈聞く〉という行為自体は
あまりダウンロードしたものと変わらない気もしますが
(音質云々は置いておいて)
電子書籍は〈読む〉行為の本質も曲げられている気がして手が出せません。

なんだかんだ言って一回使い始めれば
なんてことはないのかもしれないけど。
最初の一歩が思ったよりも重い。
こんな事言うとひどく年取ったみたいな感じになるものの、
あまりこういう次元の変化が好きじゃないというか。
ニコニコ動画も原宿バージョンですし。

話を戻すと「CDっていいよね」っていう。
ジャケット買いして当たりだったときのお得感みたいのは、
ニコニコ動画で言うと「サムネで釣られて聞いてみたら超名曲だった」
という感覚に似てるのかな、と。

で。

沙野カモメさんと「CDショップ物色って楽しいよね」みたいな話になりまして。
それでも自分も彼も商売的に、このようにCDを売る、という形に
音楽の未来はないのかなー、とか思ってまして。
楽しいけど商売にはならんだろうと。

それにCDショップ物色って
段々マニアックな遊びみたいなイメージになってきてますし。
アーティストのPVが公式でYoutubeに投稿され、
気に入ったら一曲単位でダウンロードする、
が言うまでもなく一般的になりつつあり。
そうなると自分はどうして時に二倍以上もする
同一アルバムの円盤が欲しいのか、
っていうことになるのですが。
CD自体、というのもありますが、
CDショップの方もやはり重要なのではないかなと。

数年前にHMV渋谷店が閉店したときにメディアが報じたのは、
CDが売れない云々ダウンロードが云々、
という感じのことでした。
当時些か間抜けながらまず思ったことは「HMVって潰れるんだ」でした。
地元の商店街にあるCD屋は黒字だと言うのに。

そのときに読んだレーベル運営の悲喜交々というブログの
HMV渋谷閉店にまつわる僕の見解という記事で合点がいったものです。
CDショップがただCDを売っていたのでは生き残れるはずがないのだと。
個性をなくしていったいわゆるチェーン店というのは面白味が皆無で、
HMVって潰れるんだ、
と驚いたまさしくその理由でCDショップは淘汰されていくのかな、と。
チェーン店が潰れる訳がない、という考えはきっと甘いのだなと。

よくよく考えてみたら地元の大通りには五つも本屋が並んでいるにも拘わらず、
真っ先に(そして唯一)潰れたのは大型チェーン店の書泉でした。

個性のない店で買うCDはなんだか業務的で、
そういったものがCDショップを消していくのかなーなんて思ったりします。

そのような感覚しか味わえないのなら、ダウンロードしたって同じですし、
そっちの方が早いし安いです。
世界の反対側でしか売ってない音源だって煩うことなく買えます。
なんとなく、
音楽の芸術的側面と商業的側面の折り合いが上手くいっていない状況が今なのかな、
と思ったり。


自分は結局CDを買いたいときは買うし、
ダウンロードで済ませたいときはダウンロードで済ませると思います。
何が言いたかったんだ、みたいな記事になってしまいましたが…。
音楽から何か大切なものが失われつつあるんじゃないか、
みたいな話でした。多分。



VisionsVisions
(2012/02/21)
Grimes

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