「ん?」と思った方もいるかもしれません。
というのも本作は詩集みたいな形を取っているからです。
校正をいつも手伝ってくれる方にも
「文化祭?へ?え?」
とは言われました。これはでも、詩集であって詩集ではありません。
入れ子構造にしようと決めたとき、
この「へそ曲がりな詩歌」は主張を持ち始めました。
中学生の女の子が普段は見せない本音を書いた詩集…
という設定に隠れることで一種の逆説を生み出そうとした訳です。
きっと迷路の「まんなか」から歩き出した女の子は
「答えのない」日々に価値を見出していくのでしょう。
何が言いたいかというとこれも小説、です。
確かに紛れもなく「へそ曲がりな詩歌」は詩集です。
人を取り囲む様々な出来事が、一体創作にどんな影響を及ぼすのか。
その〈出来事〉とやらを描かなかっただけで、
実のところピントが合わされているのはそちらだったりします。
詩集であって詩集ではない、とはそういうことです。
ちなみに
こちらのバージョンはもっと詩集らしくなっています。
文字の開け具合などもいろいろと考えてあるので、
もしかしたらこっちの方が考察などはしやすいかもです。
若干説明し過ぎた気も…。
謝辞を。
表紙のイラストを描いて下さったパイナップルさん、
扉絵のイラストを描いて下さった藤宮南月さん、りんごほっぺさん、瑠璃さん、ぽりんさん、
ありがとうございました。
そしてごめんなさい。
様々な事象の影響で投稿が予定より大幅に遅れてしまいました。
スケジュールを上手く再調整出来ない自分の力不足さをつくづく実感しました。
重ねてお詫び申し上げます。
次は…多分SF。
機会に恵まれたらまた読んでやって下さい。
では。
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