">

ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

映画 「her / 世界でひとつの彼女」 レビュー

her ポスター


2月22日に
her / 世界でひとつの彼女 (原題: her)」を観てきました。

以下、ネタバレなしのレビューです。




本作はOSに恋する男の話。
確かに一言でまとめると、この映画はそういう内容です。

ただ、これだと不気味な印象を受ける方々もいるように思うのです。
でもそういう印象は違うんですよ!
うん、でもわかる! すごく説明がしづらい!

こんなに素敵な恋愛映画は久々に観たかもしれない。


既に知ってる方もいるかと思いますが、
本作は第86回アカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
脚本が物凄く丁寧に書かれているんですよね。
さすがスパイク・ジョーンズ。



近未来の描写がとてもリアル。
細かいところまで配慮が行き届いてる感じ。
特に主人公が街を歩いているときの通行者たち。

ほぼ全ての人が、見えない何かに向かって(多分イヤーピース)話しかけていたり、
何かの画面を見つめたりしているのは、現代社会の延長線上にあるような。
若干怖い感じもします。


手書きの手紙を代筆する会社、なんていうのも実際に出来そうです。
この作品は巧妙に、現代技術とそれに接する人間の関係を描いています。


もちろん一番スポットライトを浴びているのは、
ホアキン・フェニックス演じるセオドア・トゥオンブリーと、
スカーレット・ヨハンソン演じるOSのサマンサです。


この二人の演技がとにかくすごい。
フェニックスは基本的にずっと声だけを相手にして演技をして、
ヨハンソンは声だけの演技。

OSに恋する男性、というSFチックな設定がここまで説得力をもったのは、
二人の演技力によるところも大きい気がします。


エイミー・アダムスとクリス・プラットも素晴らしい。
特に前者。

「魔法にかけられて」で初めて見たときは「なんだこの人……」と思ったものですが、
今では尊敬する女優さんの一人です。


セオドアとサマンサの恋愛が凄く切なく、
正直もっとSF的な作品になるのかと思っていた予想が、いい意味で裏切られました。

個人的に、設定はSF的だけれど、話の本質自体はあくまで現実的……
という作品がツボなのです。

最近、しりとり映画批評でも話した「わたしを離さないで」もこのタイプの作品ですね。
そのときの記事はこちらです→


閑話休題。


音楽もとてもよい。
アーケイド・ファイアが担当しているのですが、
鳥肌ものですよこれ。サントラ欲しくなった映画は久々。

映像もフレームに非常に気を遣っている印象。
色使いもセンスがいいなーなどと思いながら見ていました。


結末も、考えれば考えるほど好きなっていく感じです。
逆に言えば、初見では納得できない方もいるかも。



評価点:

8.3 / 10



それにしても回想シーンのルーニー・マーラ綺麗すぎた。
あと、テレビゲームは多分、そういう進化をしないんじゃないかなーと。


ではまた。
スポンサーサイト

| 映画 | 01:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://beatofblues.blog119.fc2.com/tb.php/1266-80e8906b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT