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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 レビュー

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5月30日に、
オール・ユー・ニード・イズ・キル (原題: Edge of Tomorrow)」
を観てきました。


以下ネタバレなしのレビューです。








未来。
人類はギタイと呼ばれるエイリアンとの戦いの最中。

ある日、上層部を脅したとして、兵士ではないウィリアム・ケイジが戦線に送られる。
戦場で必死に生きようとするも、訓練を受けたことのない彼はあっさりと死ぬ。

目覚めると彼は前日にいた。

死ぬと一日がリセットされる能力を手に入れた主人公は、
いかにしてこの戦争を生き抜くのか?




と、あらすじはこんな感じ。

本作の監督は「ボーン・アイデンティティー」や、
「Mr.&Mrs. スミス」のダグ・リーマン。

数年前に彼が監督した「ジャンパー」はうーん……という感じだったので、
若干不安でした。

というより予告編を見て、精々〈楽しいアクション映画〉という後味を残す映画だろうな、と。
蓋を開けてびっくり、かなりいい映画でした。



まずタイムループの扱い方が凄まじくよい。
同じ日を繰り返し見ることになるので、
そこをどう描くかが不安だったのですが、杞憂に終わりましたね。

あるときはコメディに、あるときはシリアスに。
バランスがとても上手かったです。

主人公がこの状況を経験するのは何回目なのかが分からない、
というのもよかったです。
救いようのなさが現れていたような。



アクションシーンも丁寧に撮影されていました。
手ブレどアップではなく、ちゃんとワイドショットを使っていたので、
とても見やすかったです。

最近のアクション映画はこれを見習うべき。



トム・クルーズは相変わらずよい。
スタントもほぼ自分でこなしているらしい。

今回がいつもの彼の典型的な役と違うのは、
最初臆病なところ。

作品が進むにつれて、どうやって成長していくのか、
というのが見どころ。

ライトノベルが原作らしいストーリーアークではあるのですが。



エミリー・ブラントも素晴らしい。
「LOOPER / ルーパー」で垣間見せたタフさを全部出してる感じ。

もう「プラダを着た悪魔」の頃の面影は(いい意味で)ない。

伝説の兵士って言われてすんなり納得出来るほどには、
役にぴったりでした。



テンポもとてもよい。
編集は前述したタイムループの扱いに直接影響してくるので、
とてつもなく気を遣ってやったんだろうな、という印象。

エイリアンのデザインも、
スーツのデザインもとてもよい。



最初の二幕がとても良かったので、
最後はほーんの少しだけ首を傾げてしまった。

悪い第三幕、という訳ではない…のだけれど、
中盤までと比べるとやはり弱い。



それとタイムループのメカニズムが、
もう少し考え込まれてるとよかったかも。

説明されても「どうやってそれが分かったんだ……?」
となる部分が多々。

あまり詳しく言うとネタバレになってしまうので避けますが。



スタッフロール中に流れる曲であるLove me againは、
ボーン・アイデンティティーが終わったあとのExtreme Waysを思い出す感じで、
結構好きです。

曲調は全く違うんですが、流行りの曲をしれっと使う辺りが、
ダグ・リーマンだなーと。




評価:

9.2 / 10



原作と違う部分は結構多いです。
そんな中、主人公の名前の音が同じなのはいいオマージュの捧げ方だな、と。
(原作はキリヤ・ケイジ、映画はウィリアム・ケイジ)


なんだかこの映画、今年のトップ10映画に入る予感がしてます。
ではまた。
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