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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画 「猿の惑星: 新世紀」 レビュー

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7月17日に、
猿の惑星: 新世紀 (原題: Dawn of the Planet of the Apes)」

を観てきました。


以下ネタバレなしのレビューです、
が。


続編の性質上、
前作の「猿の惑星: 創世記」のネタバレ(っぽいもの)には触れてしまう可能性があるので、
その点はご了承ください……!



前置きはこの辺にして、
早速いってみましょう。









前作から十年の時が流れた、地球。
シーザー率いる猿たちは、自身の文化と住処を築き上げていた。

一方人類は、猿の知能を向上させるきっかけとなったウィルスが
引き起こしたパンデミックにより壊滅状態にあった。


エネルギー源であったガソリンが切れつつあった人類は、
森の奥のダムに全てを賭ける。


しかし彼らとダムの間には、シーザーたちが住んでいた――。




とあらすじはこんな感じ。



正直に言います。


マット・リーヴスが監督だと知ったとき、
少し不安になりました。

どうしても「クローバーフィールド」が頭を過ってしまい。

いや、別に悪い映画ではないんですけど、
改善点がかなりあった作品だったので……。



今土下座してます。



まず、見た目。
とてつもないです、これ。

久々に3Dで映画を観たのですが、
本作はその価値があると思います。


森林や、草が生い茂り廃墟と化した街並を、
より説得力あるものにしていました。

風景をとらえるカメラワークも脱帽もの。



この映画はよくよく考えるとCGの嵐なんですが、
それを忘れるほど登場人物たちがとてもよく描かれています。

猿たちなんて全部CGなわけですからね。
その事実を映画を観てる間はほとんど忘れる。本当に。

技術の進歩と、アンディ・サーキスらの
パフォーマンス・キャプチャーのあまりの凄さに息を呑み込んでしまいました。



こういった側面も圧巻なのですが、
脚本が本当によく出来ている。

ある出来事が起こると、
「ああ次はこうなるんだな」という予測がある程度出来るとは思うのですが、
この映画は何回もそういった予想を裏切ってきます。

善と悪、はっきり分かれていないというのも良い。

猿の内でも、人類の内でも、仲違いや思想の違いがあり、
それがどんどん加速いってしまう様子はそうそう描けるものではないな、と。



猿の惑星のリブート兼前日譚リメイクということもあり、
作品の最終的なゴール地点というのは映画を知っている人なら分かると思うのですが、
それでもそこまでに至る道が予想外で、ずっと手に汗を握っていました。

そう、この作品は見ていて緊張感が凄い。
常に空気が張り詰めている。


いつ争いが始まってもおかしくない、
この雰囲気は好印象。



音楽もよい。
猿の惑星の過去作にオマージュを捧げつつ、
新しいものを上手く取り入れてる感じ。



唯一の弱点はやはり人類要素。

見てられない、というほどではないのですが、
猿要素があまりに強すぎて霞んでしまっています。

人類要素と猿要素にパラレルが引かれてるのはよかった。


そうは言うものの、
ゲイリー・オールドマンの某シーンは感情が込み上げてきました。
台詞が一つもないのに、ずしんと来ます。

見れば絶対どのシーンか分かる。少し現代技術への批判にも取れました。



終わり方も、いい。
このほんの些細な思想な違いが生み出した結果というか。
善と悪に世界が分けられたら、よほど楽なんだろうなと。




評価:


9.2 / 10





以下、ネタバレというか、まあ若干そういうのがあるので、
観たあとに戻ってきてください。
















個人的に気に入ったシーン。


コバが戦車に飛び乗って、カメラが一緒に回るシーン。

もうなんか、かっこよくて、最近の大作映画では見ないようなカメラワークで、
あぁ、さすが面白いカメラワークをする監督だな、と。

鳥肌もの。正直あのシーンのためだけにもう一回映画観たいくらい。



あと上述したゲイリー・オールドマンのシーン。
そうです、iPadで子どもの写真を見るシーンです。

長い間電気がなかったということは、
多分その写真を見るのもかなり久しぶりだったんじゃないかな。


で。
これが現代技術への批判というか、
人間の技術への接し方みたいのを批判しているような。

現像していればずっと見れたわけですからね。




今回はこの辺りで。
ではまた!
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