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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画 「The Book of Life (原題)」 レビュー


the-book-of-life-poster.jpg

10月26日に「The Book of Life (原題)」を観てきました。

ギレルモ・デル・トロがプロデュースし、
Reel FX Creative Studiosが製作したアニメーション作品です。


以下ネタバレなしのレビューです。






死者の日。

幼馴染であるマノロ、ホアキン、マリアの三人は、
自身の先祖たちに弔いを捧げていた。

そんな幼い三人が、淡い三角関係にあることに気付いた
死後の世界の支配者であるラ・ムエルテとジバルバは賭けをする。

成長したマノロとホアキンのどちらがマリアと結婚するのか。


忘却の地の支配権をラ・ムエルテと交換したいジバルバは、
密かにホアキンにあるバッジを渡す。

大変な事態になることに気付かず、
ホアキンはそれを受け取るのだった――。





とあらすじはこんな感じ。



まずすぐ気付くのは、独特のアニメーションスタイル。
CGアニメはスタイルが似ているものが多く、もったいないな、とは前から思っていまして。

コンピューターで作るからこそ、
もっといろいろ出来るだろうと。


最近になって「クルードさんちのはじめての冒険」や
「レゴ・ムービー」などといった作品が出てきましたね。

「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」の特報も、おっ!となった覚えがあります。





これ。





要するに今までとはちょっと違うスタイルで、とても惹かれたのです。



作中作という設定なので、
キャラクターたちがみんな木製の人形風。

死後のキャラクターたちの見た目も良い。


現実世界の博物館にいる子どもたちも、
なかなかにユニークな佇まい。

しかし、それをいまいち活かしきれていなかったような気も。


死者の世界のデザインも、
カラフルで見ていて飽きない。

亡くなった大切な人を思う気持ち、
というなかなかに重いテーマを扱っているのですが、
それでも子どもも楽しめるように工夫されていた印象。


実際「なんだよこの話!重すぎるよ!」といった
メタ気味な台詞もありました。


みな演技が上手かったのですが、
個人的に印象に残ったのはアイスキューブ。


死後の世界には
The Land of the Forgotten (忘却の地)と、
The Land of the Remembered (思慕の地)がある、
というのは面白い発想。

詳しくは分からないのですが、
これは恐らく映画の設定というより、
メキシコの伝統的な考えなのではないでしょうか。



死ぬとまず思慕の地に行き、
自身を覚えている者が全員現世にいなくなると

忘却の地で灰や埃になり、
人知れず消えてしまうというのは
子ども向けアニメでやるにはなかなかに重たいコンセプトですが、
よくやり抜いてくれた、と思います。


話の展開は読めるのですが、
だからどうしたと色々なアイディアやビジュアルを投げつけてくるので、
特に気にはなりませんでした。

お気に入りのレストランで好きな一品を頼む感覚に似ています。
馴染み深い故に、何度味わっても飽きないというような。



真実を知ったときのマノロの気持ちは、
今年観てきた映画たちの中でもかなりずしんときました。


音楽の使い方はコミカルであるときが多かったような。

現代の曲をメキシコ風にアレンジしているのですが、
時たまそれがシリアスな雰囲気になるようにしているのか分からなくなることも。

そういえばこの映画、あまり笑えはしないので
コメディを期待していくと「あれっ?」となるかも。

そうは言うものの、
先代の闘牛士たちを紹介していくシーンはくすっときた。



現世とパラレルを描いているのは上手いなーと思いつつ、
死者が自分たちの消失を恐れているだけなのか、
あるいは村の人々を救いたいのかが曖昧で、すっきりしなかったのも事実。

些か自分勝手に映ってしまうのが残念だった。



マノロの試練の終着は思わず「なるほど」と納得してしまった。
ただこの試練ももう少し、挑戦しがいのあるものだったらよかったかな。



この三人の関係がどこへ向かうのか、
賭けはどうなるのか、大切な人たちは消えていってしまうのか。

話はそれほど珍しいものではありませんでしたが、
その話をこのセッティングで見たことはなかったので新鮮でした。




評価:

7.8 / 10




正直この作品にはあまり期待していなかったので、
嬉しい驚きでした。

日本公開されるといいなぁ。
死者の日、あまりにも馴染みない行事だから難しいかな。

お盆があるからいけると思うんですが。



今回はこの辺で。
ではまた!
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