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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画 「ホビット 決戦のゆくえ」 レビュー

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12月16日に、
ホビット 決戦のゆくえ (原題: The Hobbit: The Battle of the Five Armies)」
を観てきました。


以下ネタバレなしのレビューです。




とは言うものの、
前作「ホビット 竜に奪われた王国」のネタバレは含むのでご注意を。

ちなみにそのレビューはこちら


今回は上映時間的に仕方なくハイフレームレートで観賞。
また慣れるまで時間がかかりました。

通常の映画は1秒間に24フレームなのに対し、
ハイフレームレート映画は1秒間に48フレーム。

よって滑らかな動きになるのですが、その分あの映画特有の雰囲気が
結構失われてしまって個人的にはあまり好きではないのです。

メイクや衣装の作り物具合も分かりやすくなってしまっているような、
そんな印象も受けます。


この技術に関してのあれこれはまたの機会に話すとして。


本作は前作の直後から始まります。
前作の終わり方から予想はついたとは思いますが。


しかしあの終わり方から期待していたような、
スマウグとの戦いがあまりにもあっけない。


映画が始まって10分くらいで決着がついてしまいます。
ええ、そうです、タイトルが表示される前に決着がつきます。
なんというあっけなさ。あっけなすぎる。これでいいのか。


元々二部作だったというのが、本当に伝わってくる。
この三作目は常にクライマックスな印象。

良く言えばほぼ全編アクションで退屈せず、
悪く言えばキャラクターたちがあまりストーリー的に進まないという。

いろんな登場人物が死んでいく中、
特に何も思わないほどそれぞれが浅い。



登場人物がなんだか浅いと言えば。

ドワーフたちの中には今回台詞が一つもなかった者が何人かいた気がします。
前作までは割と中心にいたのに、それでいいんでしょうか。


そして前作で提示された恋愛要素が、
個人的にはしっくりきませんでした。

なので終盤での出来事にもいまいち心動かされず。


台詞もあまりよく書かれていたとは思いませんでした。

俳優たちがなんとかカバーしていた印象を何度か受けて、
いささかがっかりしたのが正直なところ。


俳優と言えば、マーティン・フリーマンと
イアン・マッケランは相変わらず素晴らしかったです。

音楽も中つ国作品らしく壮大でした。
特殊効果もいくつかのCGを除くと息を呑む迫力。



やはり一冊の本を三つの映画に分けた、
というのが物凄く表れています。間延びしている感じ。
この映画単体ではほとんど楽しめないのもマイナス。




評価点:

7.2 / 10





以下ネタバレあります。
未見の方はご注意ください。


















というわけで気になった点を箇条書きで。


・スマウグ倒されるの早すぎない?

正直拍子抜けしました。
三部作のペース配分がめちゃくちゃで、頭を抱えています。
二部作だったら無駄のない作品になっていた気がします。


・タイトル変えられたの残念すぎる。

変えられる前の
「ゆきてかえりし物語 (原題: The Hobbit: There and Back Again)」が好きだったので。

内容が大きく変えられたので分かるんですけどね。
でももし変えられていなかったら


思いがけない冒険
竜に奪われた王国
ゆきて帰りし物語

と八文字ですっきりとしていたのにな……。
残念。



・何故そもそも三部作にしてしまったのか。

一作目の冒険に出るまでの長さを短くしていれば、
前編後編で綺麗に収まった気がするのです。



・財宝は最後どうなった?

原作を読んでいないと分からない不親切仕様。
分配されていた描写くらい欲しかった。

だって、そもそも戦になった原因があのエレボールの財宝ですよ?
ちょっとくらい説明してくれても、と思いました。



・キーリとタウリエルの恋愛。

あまりにも急かされていて、まったく感情移入出来ない。
なのでキーリが殺されるシーンも、あぁ死んじゃったかー程度のインパクト。
もっとなんとか出来たんじゃないか、と。



・キャラクターが誰も発展していない。

終始アクションの為。
製作陣は何故こういう選択をしてしまったのか。




いろいろネガティブなことを書きましたが、
決して悪い映画ではないんです。

上映時間も短めですし、無駄はない、はずなんですが、
なんだか重点を置く場所を間違えてしまった印象を受けます。

中身はあまりないです。
満足度は高いエンディングだったのでよかったですが。




それにしても、
この予告編の1分3秒からにかけての1分8秒にかけてのシーンが
まったく作中に含まれていなかったのが気になりました。





なんだったんだこのシーンは。
結構楽しみにしていたのに。


以上、レビューでした。
ではまた。
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