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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画レビュー 「Unfriended (原題)」

unfriended.jpg

5月1日に「Unfriended」を観てきました。
スカイプを用いたホラーサスペンス映画です。


以下ネタバレなしのレビューです。





ローラ・バーンズの一周忌。

ブレアとその友人たちは、
いつもと同じようにスカイプの会議通話を行っていた。

しかし夜が深くなるにつれ、
徐々に通話がおかしくなっていく。


自ら命を絶ったローラのアカウントを使用した何者かが
ブレアたちに語りかけてから、事態は急速に悪化していく。


ローラの死は、ブレアたちにどんな意味があったのか。




とあらすじはこんな感じ。



全編通して観客は、
主人公であるブレアのデスクトップ画面を眺めることになります。

これが予想に反して効果的。


たくさんタブが開かれていることや、実際のスカイプの画面や効果音や、
フェイスブックを用いていることから、物凄く現実味があります。

他の映画ならそれっぽい偽のアプリやサービスやウェブサイトにするところ、
徹底して本物を使ったことで緊迫感が増していた気がします。



カーソルの動きで主人公の葛藤を表したり、
打ったコメントを消して、また別のコメントを書き始めることで
性格を浮き彫りにしたりと、なかなかに賢い感じでした。


コメントを打ち終えていないはずなのにこの「何者か」から返信がきたり、
慌てるあまり誤字をしたりと、こういう細かいところまで丁寧に作り込まれていた印象。


いろんなウェブサイトごとに、主人公の性格が少しだけ変わるのも
ネットにおける若者をよく表現していました。



徐々にエスカレートしていく状況に反して、
一つ一つの結末はいささか拍子抜けというか。

もっと心理的なオチや心霊的なオチならよかったような。
ゴアに走った辺り、ちょっとホラーというよりコメディっぽくなってしまった感じ。



そんな意図していない笑いもありましたが、
この作品にはコメディ要素も散りばめられています。

Spotifyのプレイリストに入れられた曲のタイトルを、
「何者か」が非常にブラックなユーモアで引っ張り出してくるシーンなどは
思わずくすくすと笑ってしまいました。


「何者か」の目線だと笑えて、
主人公たちの目線だと怖くなる。


その二つの感情を一つの出来事だけで行ったり来たりさせた脚本は、
なかなかに上手く書かれていたと思います。



仲間割れが起こり始めてから
この映画のレベルが一つ上がった気がします。


俳優の演技もこういった低予算ホラーらしくなく上手い。
ティーンエージャー特有の気怠さと、落ち着きのなさを表現しきっていたかと。

画面外の物に対しての反応も素晴らしい。

あくまでスカイプの会議通話という設定なので、
見せない手法と相まって輝いていた気がします。


キャラクター自体が少々ステレオタイプ気味なのが気になりましたが。




実験的な本作ですが、多分、綺麗に好みが分かれるものだと思います。
私は結構好きでした。ツッコミどころはたくさんありますが。

パソコンの画面上だけで展開される、
という説明だけで「うーん」となる方にはまず向いてないです。

個人的には興味深い、話の語り方だなという感じでした。



こんなツイートをしていたけれど、観たら結構よかったというオチ。




評価:

7.4 / 10





そういえば劇中に登場する、ローラ・バーンズ一周忌のフェイスブックページや、
ローラ・バーンズのアカウントなんかは、実際に作られてるのですよ。

もちろん映画製作者が作ったものなので、フェイクなのですが
それでもそこまでするかー、という感じです。感心。





では今回はこの辺で。
またお会いしましょう!
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| 映画 | 19:38 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

みました!
このような作品では初めてだから見れるものですね。
同じ種類の作品が出来た場合はすぐに忘れてしまうかも。

| かゆ | 2015/09/15 04:23 | URL |















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