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映画レビュー 「マッドマックス / 怒りのデス・ロード」

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マッドマックス/怒りのデス・ロード (原題: Mad Max: Fury Road)」を
5月16日に観てきました。

以下ネタバレなしのレビューです。







石油、水といった資源を求めて勃発した核戦争後の世界。

イモータン・ジョーと呼ばれる男は、ウォーボーイズたちをまとめ、
独裁的な要塞都市を築き上げていた。

ある日、彼の右腕であるインペラトル・フュリオサは
いつも通りの石油回収任務を放棄し、逃亡を始める。


全勢力がフュリオサを追うそんな混沌とした状況に、
マックス・ロカンタスキーは否応なしに巻き込まれていく。


これはそんな彼らの、救済への物語。





とあらすじはこんな感じ。



とにかく凄まじいです。この映画。
もう、観終わったあとにしばらくぼーっとしてしまったくらいでして。

情けないことに、言葉を用いてレビューを書くのが非常に困難そうだな、
となんとなく思ってしまいました。




まず、ジョージ・ミラー監督の話を。
とてつもないエネルギーだな、と。


三作目のマッドマックスから30年経っていて、
ジョージ・ミラーは70歳になったのですが、昔と変わらず、
というよりむしろ更にぶっ飛んだ世界を作り上げていて、脱帽しました。

巨大なスピーカー車にぶるさがりながら、
炎を放射するギターを弾き鳴らす男だなんて、普通、思いつきません(笑)



見た目も素晴らしい。
丁寧に、ときに大胆に撮影された砂漠や、
車たちや、アクションシーンに心を奪われました。

本当にこの世界が存在しているかのような説得力。
細かいところまで作り込まれていて、圧巻です。



CGばかりな大作アクションが多い中、
なるべくスタントを用いて実際に撮影したのはプラス。

危機感が伝わってきますし、主人公も無敵ではないんだというのが分かって
台詞が少なくてもしっかりと応援したくなります。


これが最近のアクション映画に足りないものなんじゃないかな、と思っています。

主人公がもしかしたらやられてしまうんじゃないか、
というのが伝わってくるアクションシーンが。

少しも隙がない人を見ていても、こういうハラハラ感は味わえないのです。




トム・ハーディの演じるマッド・マックスは、
少しもごもごし過ぎていたかな、と。

若干聞き取れないというか。
まあ元から台詞はそんなに多くないのですが。


オリジナル三部作でメル・ギブソンが演じていたマックスのほうが、
もう少しだけ、オーラがあった気がします。



イモータン・ジョーも台詞は少ないですが、
いい味を出していました。脆さも上手く表れていたな、と。

ちなみに演じたヒュー・キース・バーンは、
一作目の「マッドマックス」でも悪役のトゥーカッターを演じてたり。



そして一番びっくりしたのが、
シャーリーズ・セロン演じるフュリオサ。

凄まじいです。めちゃくちゃかっこいいです。

マックスが助ける、みたいな役割かと思いきや、
全然そんなことなかったという。

彼女の後悔の物語は、多分一番ガツンと来るものでした。




ほぼ全編に渡ってアクションシーンが繰り広げられるのですが、
だからといって登場人物たちの話や関係が進展しないわけではなく。

限られた台詞と行動で、
ちゃんと物語を描き切っていたと思います。

それらのシーンの長さや、編集の仕方もちょうどいい。
ストーリーのシンプルさも、こういったタイプの映画にはぴったりだった気がします。




マッドマックスという題名なのに、マックスより他の人のほうが目立っている、
というのを否定的に言う意見も見かけるのですが
個人的にはそれが悪いことのようには思えません。

なんせこんな狂気に満ちた世界なので、
むしろ下剋上のような描かれ方でよかったかと。



フラッシュバックがいくつもあり、一応三部作の続きということではあるのですが
前作を観ていなくても大丈夫です。

そこがいろんな方に薦めやすいという意味ではいいことであり、
続編なのかリブートなのかがどっちつかずな印象、という意味では悪いことです。




いずれにせよ、これは映画館で観ないと後悔します。
マッドマックスはアクション映画史にまたしても名を残すことになるのではないかな、と。




評価:


10 / 10



観終わったあと、あまりのぶっ飛び度に息切れしました(笑)
いい運動をしたあとのような感覚。


レビューが遅くなってしまって申し訳ないです。
一応日本公開には、間に合った、はず……。




では今回はこの辺で。
またお会いしましょう。
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