今年もこのときがやってきました!
2015年公開映画トップ10です!
ワースト10の記事は
こちら。
去年のトップ10記事は
こちら。
こういったものには意見の違いがつきものですが、
今回のこれもあくまで私的トップ10です。
それと、レビュー記事とは違って、完全に自分が好きかどうかで判断しているので、
評価点が高かった作品がトップ10に入っていなかったり……なんてこともあり得ます。
ちなみに2015年公開、というのは英国での公開日に基づいています。
それでは早速いってみましょう!
第十位 「アントマン」
レビュー→
■エドガー・ライトが監督を降りたときには物凄く悲しみましたが
彼のスタイルはある程度残っていたように感じました。
実際に担当した監督も良いとは思うのですが、
やっぱりこの話をエドガー・ライトがやっていたら……と考えてしまうんですよね。
楽しい作品ではありますが、
かなり「アイアンマン」と被る話だったので、第十位です。
第九位 「Unfriended (原題)」
レビュー→
■この作品はとてつもなく好みが分かれると思います。
全て主人公の女の子のパソコンの画面上で展開されるので。
スカイプで話していることと、送信しているメッセージが食い違っていたり、
書き込んだ文章を消して修正したりといった、
リアルさを生む要素が上手い具合に噛み合わさっていた印象を受けました。
ホラー映画として怖いかと言われると、うーん、という感じですが(特にエンディング)
こういった新しいやり方は個人的には大歓迎です。
第八位 「博士と彼女のセオリー」
レビュー→
■伝記ものは個人的には退屈であることのほうが多いです。
歴史的に重要な出来事(たくさんの人間が関わったという意味で)を題材にしていると、
どういう風にそれを映画に落とし込むのかが見物なのですが、
一人の人間の生涯の話となると、なんだか動くWikipediaのページのようで、
急に惹かれなくなってしまうのです。
本作は別でした。
エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズの二人は素晴らしく、
映画を観ていることを忘れるくらいでした。
関係性の移り行きがその分インパクトがありましたし、
美しくも儚く、切ない気持ちになりました。
第七位 「インサイド・ヘッド」
まあ、泣いたよね。
ピクサー作品で好きだと言えるのはとても久しぶりな気がします。
もしかしたら「ウォーリー」ぶりかもしれない。
喜びの中にも寂しさが、悲しみの中にも前向きな思いがある
というメッセージはシンプルでありながらとても響きました。
これはむしろ子どもより大人のほうが好きになるんじゃないかな、
なんて思っています。
ビンボンめ……泣かせやがって……。
第六位 「Paper Towns (原題)」
ここまで自分が十代のときに感じていたもやもやを
現実的に描いた映画はない気がします。
公開時は賛否両論でしたが、
誰もが思う、あの逃げ出したくなるような瞬間を
個人的には物凄く繊細に切り取っていたように感じました。
エンディングのその後はとても気になりますが。
第五位 「マッドマックス/怒りのデス・ロード」
レビュー→
■この映画に関しては、もう言うことがない気がします。
凄まじい息を呑むスタントと、
色褪せているのにそれでいて鮮やかな世界に呆然となりました。
本作は間違いなく映画史に残ると思っています。
これから十年、二十年と経ったときに「2015年のアクション映画と言えば……」
といった話題で間違いなく上る作品でしょう。
第四位 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
レビュー→
■映画が丸々1テイクであるかのような演出だとか、
ドラムのみのサウンドトラックだとか、色々と変わった要素がある作品。
なのですが。
結局のところ、私がこの作品に惹かれた部分は
父と娘の物語であり、一人の男の再生へと向かう道のりの描き方なのだな、と。
とてもインパクトが大きい映画でした。
第三位 「キングスマン」
レビュー→
■とても楽しい映画、というのが第一印象でした。
「ミッション・インポッシブル」や007の新作が公開される中、
本作がスパイ映画として心に残ったのは、とてつもなくぶっ飛んでいたからだと思います。
リアル路線もいいですが、たまにはこういった
ひたすら馬鹿げた作品も観たいのです。
第二位 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
レビュー→
■何年も作品を待ちわびる、というのは危険な場合もあると思います。
期待度が高くなりすぎて、作品自体の良さが分からなくなることが多いからです。
それが「スター・ウォーズ」の新作となると尚更。
幸い、本作は私が映画館で観る「スター・ウォーズ」作品としては
初めて心から観て楽しかったと思えるものでした。
勿論、完璧な映画ではありませんが今年公開され、
観終わったあとすぐにまた観たくなるような作品は、本作だけでした。
第一位 「Me and Earl and the Dying Girl (原題)」
いろんな人たちと広く浅く関わる代わりに、
親友と呼べる人はいない。
そんな主人公の置かれる状況に、
思わず悔しがったり一緒に嬉しがったり、泣いたりとしてしまいました。
癌を患った、大して仲が良いわけでもない同級生の女の子の為に
必死になって一番いい映画を撮り上げようとする様は圧巻。
主人公と(本人は認めたくないけれど)親友のアールとの関係も、
痛いほどリアルで、役者であることを忘れるほどでした。
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そんな訳で、今年の映画トップ10はこんな感じです!
ワースト10の記事も近々投稿する予定です。
今年も、たくさんありましたからね、眉根を寄せるような映画が。
追記(12/30): ワースト10の記事を公開しました。
こちら。
2015年は例年より観た映画は少なめだったと思うのですが、
その中でも「いいな」と思った作品にたくさん出会えたので、とても楽しい年でした。
それでは、ワースト10の記事のほうでお会いしましょう。
今回はこの辺で。
ではまた!
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