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ボウエン嬢と夢見るイヤフォン

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映画レビュー 「デッドプール」

Deadpool_201602250831402d6.jpg

デッドプール (原題: Deadpool)」を
2月10日に観てきました。


以下ネタバレなしのレビューです。




ウェイド・ウィルソンは元傭兵で、決して平和とは言えないものの、
それなりに穏やかな日々を過ごしていた。

そんなある日、彼は医者に深刻な癌が進行していると告げられる。

助かる見込みがなく、途方に暮れるウェイド。
そんな彼のもとに謎の男が現れ、こう語りかける。

「君を助ける方法がある」と。




とあらすじはこんな感じ。


デッドプールの映画が作られたこと自体、
なんというか奇跡に近いわけですが。

どうだったかというと、これ以上やれることはほとんどないんじゃないか、
というくらいキャラクターに合った作品だったと思います。



暴力描写も性描写も過激な発言も、
全部上手く利用されていた気がします。

R指定じゃなかったら、
本当作る意味がないと思うので。



役者陣ですが、ライアン・レイノルズは
本当にこの役を演じる為に生まれてきたんだな、と(笑)

口が達者なところや、他の人との掛け合いのタイミングも
もうとにかく完璧でした。

とにかくこの役を演じたかったんだな、というのが凄く伝わってきて
見ていて気分がよかったです。



アジャックスを演じたエド・スクラインも予想外によかった。

「トランスポーター イグニション」を観たときは「あちゃー」という感じでしたが、
ここではしっかり役にハマっていた気がします。

ただ個人的にはアジャックス自体があまり印象深くないような気がしました。
デッドプールの行動の原因、というだけでした。

別にこの物語ではそれでも十分ですが、
記憶に残る悪役かと言われると微妙なところです。



個人的に気に入ったキャラクターはカラン・ソーニが演じる
デッドプールのタクシー運転手でした。

とにかくデッドプールとの掛け合いが素晴らしい。



掛け合いといえば、作品に登場するX-Menメンバー二人、
コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドとも相性がよかった気がします。

コロッサスはこれまでの映画版X-Menで出てきたビジュアルガン無視の、
原作寄りの見た目になっていて、最初戸惑いましたが、正直こっちのほうが好きなので大アリです。

一応見た目が変わったのは「X-MEN: フューチャー&パスト」での出来事が原因、らしい。
細かいことはいいんだよ、と言いたげに一切触れないところが美しい。


ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドに関しては、
これ完全に名前が面白いから選んだでしょ……という感じ。

いや、映画内でもいいキャラだとは思いましたが、
原作にある程度馴染みのある私も「なんだこのチョイスは」という印象だったので。

デッドプール、コロッサス、ネガソニックの三人で、
良い具合にバランスが取れていた気がします。



デッドプールは本当誰とでも相性がよかった気がしたのですが、
では台詞的な面以外はというと、それも凄まじかった。

特に第四の壁を壊すことが出来る能力がどう描かれるか少々不安だったのですが、
なんというか、杞憂に終わりましたね。

ちょうどいいときに使われ、しつこくなかったです。



コメディ要素が非常に強いな、という感じでした。
映画が始まって最初のスタッフのクレジットの時点から爆笑してました。

あれは多分、映画好きであればあるほど、そしてこの作品がどれくらい
長い時間かけてやっと製作許可が下りたか知っていると更に笑えると思います。



面白い構成をしている映画でもあるのですが、
ペース配分がいいとは思えない部分も。

これはコメディとシリアスのバランスが悪い、というほどでもないのですが、
やはりなんだかシリアス要素は強みではないのかな、と。

なので過去に回想したりする部分が少々長く感じる部分も。


恋愛要素は不思議ととてもよかったです。
ひねくれていて、不器用で、デッドプールのキャラクターにマッチしていました。

この部分が活かされていなかったら、
ここまでよくまとまった映画になっていたかどうかは怪しい。



あえてシンプルな復讐劇というベースに、ぶっ飛んだデッドプールらしさを散りばめた、
というのが多分的確な言い方だとは思うのですが
個人的はその意外とひねくれていない話が好みでした。

人によってはもっとぶっ飛んだ話でもよかったのでは?
と思うこともありそうですが、一作目はこれでいい気がします。


アクションも良いです。
残虐描写も一切妥協しない感じ。

なかなかに面白い敵の殺し方を見せてくれます。



引用が多いのでアメコミや、他のX-Men映画、
それにプロレスや90年代のヒップホップなど知っていたほうがより笑えるとは思いますが、
知らなくてもある程度は大丈夫だと思います。

ただ、よくも悪くもこれはファンによるファンのための作品だな、と。

よく分からないジョークなどがあったら、
是非いろいろな名作映画を見返してみてください。



評価:

9.8 / 10


サントラ盤を早く買わなければ……。

以下、ネタバレというほどでもありませんが
個人的に気に入ったジョークを。















































コロッサスがデッドプールを引きずりながら、
「プロフェッサーXに会いに行くぞ」というシーン。

デッドプールが「マカヴォイとスチュワート、どっちのプロフェッサー?どの時間軸かごちゃごちゃで」
というような台詞をいうところ。

これはもちろん、過去の作品で時間軸をめちゃくちゃにした上に
二人の役者が同一人物を演じていることを指しているのですが、めちゃくちゃ笑いました。



あとはデッドプールがコロッサスとネガソニックを呼びに、
X-Men本部に行くところ。

「広い家なのにいつも二人しか見かけないな。
まるで製作会社が他のX-Menの役者のギャラを払えなかったみたいじゃないか」

とデッドプールが言った瞬間、思わず拍手をしそうになりました。
そう、そういうのが聞きたかった!

ウルヴァリンは出てましたけどね、お面ではありましたが。



あとはもうあれですよね、
最初のスタッフクレジット。

監督 能無し
主演 鬱陶しい奴
助演 CGキャラクター
悪役 イギリス人
プロデューサー クズども
脚本 ハリウッドの本当のヒーロー

とこんな感じだったと思うんですが、
いやもうよく許可下りたな、と。


最後は「フェリスはある朝突然に」のパロディという。
元祖・スタッフロール後に映像がある映画、みたいなところがあるのでなるほどな、と。


ちなみに、ウェイド・ウィルソンが「96時間」シリーズに言及するシーンがありますが
ここは単純に「リーアム・ニーソン、あんなに娘さらわれるから悪い親なんじゃないかって……」
というコメディだけではなく、リーアム・ニーソン自体が引用でもあるのです。

リーアム・ニーソンは「ダーティハリー5」に出演していたのですが、
これの原題が「The Dead Pool」なので、デッドプールとかけている、という。


こんな感じで小ネタが信じがたいくらい仕込まれているので、
何度か観てそのたび新しい発見をするのも楽しいかもしれませんね。
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